教育熱心でない家庭こそ、早くから塾に通わせるべき?
先日、ふと思ったこと。
「教育熱心でない家庭の子こそ、早くから塾に通わせるべき・・・?」
「うちは別に良いとこ目指してないから、塾はいいわ~」
という方も多いのも事実。
私も勉強!勉強!!!という方ではないので、
(できないよりできた方が良いよ、いろんな道理がわかって楽しいし、というスタンス)
それこそ小学校低学年のうちは、
勉強よりもいっぱい遊んだり、
しっかり基礎体力つけたり、
お家の人といっぱい一緒に過ごしたり、
そしてしっかり躾をしたり。(人の話はちゃんと聞く、とか)
そちらの方がとっっっっても!!!大事だと思います。
最近ではIQに対してEQ、などといいますね。
EQが高い子ほど、成績も伸びやすくなる。
EQは心の知能指数だ、と以前本で読んだりしました。
幼児期の教育が大きく影響してくるそうで、忍耐力などと相関関係があるよう。
(因果関係まで証明されてたかは・・・忘れました。すみません。
もっかい本読みます。)
これには私もこれまでの経験から同意。
なので早期から塾に通わせるのが一般的に良いか、というと
塾に勤めていたときから「今じゃなくても・・・」と思うことはありました。
(子どもが喜んで通っているうちは良いのですが)
しかし、よくよく振り返ってみると。
「うちは別に良い高校行きたいとかないんで、
本人が行きたいところ行けたらいいですわ~そんな熱心にちっこい頃から塾行かなくても。
親の僕らも勉強できひんかったんで」
と、おっしゃるご家庭も多いのですが、
そういったご家庭のお子さん・・・
やはり、語彙力が圧倒的に乏しいことが多い。
そして中学生になってあわてて塾に来て、
「なぜか国語が全然できなくて・・・国語なんて日本語なのに!」という事態に。
あるあるです、これ。
語彙力を培う場所って、最初はやはり家庭だと思います。
となると、やっぱり「そんなに勉強できなくて良い、そりゃできるにこしたことはないけど」という環境で育った子は、
やっぱり語彙力が乏しくなってしまうんですね。
年齢が上がるにつれて、語彙を増やすのは大変です。
増やせるんですが、それに時間を割けるほど、
中学生は暇ではないからです。
結局、受験間際になって、幼少期培われなかった語彙力のしわ寄せがくるんですね。
結果、これまで培った語彙力を使って思考の訓練(勉強)をしたい時期に、
それができない。
そうして国語に苦戦する子どもたちをたくさん見てきました。
なんだか気の毒でした。
語彙力は子どもの精神年齢も高めます。
そして、将来絶対に必要になってくる力です。
すぐ目に見えて伸びがわかる力ではないけれど、
今後、大きく影響してきます。
なので、家庭で語彙力を高める自信、余裕がない場合は、
塾でなくても良いと思いますが、習い事などで大人に触れる機会を増やすべき。
結局、周りの大人が大事、ってことですね。
とはいえ、塾もいろいろ。
選び方などは、また別の機会に書きたいと思います。
それでは。