なぜ、“教育”か。
私が教育業界に身を投じた理由。
「子どもが好きだから」ではありません。
というか、むしろ、
「子どもキライ」でした。
キライというか、「こわい」と言った方が近いかな。
だって子どもって加減ができないし、
まっすぐがゆえに、子どもに嫌われたときにショックってなんかすごいし、
大人の論理なんて通じないし・・・
こわくて、苦手でした。
じゃあなぜ大学で教育学部を選んだかというと、
教育が、社会をつくる根本だと思ったから。
「教育が」というより、「思想が」といった方が
元の考えには近いかな。
中学のときに世界史とか勉強しますよね。
その中でまぁいろいろ知って(教科書レベルでも)カルチャーショックを受け、
思想って社会の根本をつくっているんだ・・・こわい!!
なんて思いました。
当時から私は、
「見えるもの」<「見えないもの」
という価値観を持っていて、
(だって火事が起こったら家も財産もなくなるし、
でも自分の頭の中にある考えとか、知識とか、理想とか、
いわゆる目に見えないものは誰にも邪魔されない!と思っていた)
思想による社会の在り方にすごく関心があったんです。
でもその思想によって社会を形づくる過程に絶対あるものって?って思ったときに、
教育の影響ってすごい・・・と思ったんですよね、単純に。
(常識とかもつくってしまうから)
そんなわけで、教育について学びたいなと思い、大学は教育学部を選びました。
(あとはまぁ、興味ある音楽、英語、哲学についても教育学部なら学部そろってるし、
家から近いし、確実に受かるレベルにあるし、、、、
など、そのほか条件がそろったのです。)
そんなわけで、私は
「子ども好き!」だから教育関係に進んだのではなく、
「教育って大事!!!!」と思ったので、教育関係に一歩、足を踏み入れたのでした。
(教育実習は本当につらかった)
あ、ひとつ誤解のないように言っておくと。
いまでも「子ども好き!!」とはいうわけではないですが、(キライではないが)
教え子はめちゃめちゃかわいいです。無条件といってもいいくらいに。
あと、上述のとおり、哲学ラブです。
ソクラテス、デカルト、キルケゴールあたりに非常に感銘を受けました。
この話もそのうち・・・。